南の酒蔵について知ろう!
明治2年創業、高知県にある南酒造場。南に太平洋、北に魚梁瀬(やなせ)美林、蔵の傍には清流安田川。そんな日本酒を作るのに適した環境下で土佐酒本流の香り高く淡麗な酒を醸している。
地元向けの主銘柄は「玉ノ井」ですが、平成10年に先代が初めて商品に家名を冠した「南」を世に送り出しました。
ラベルを見てみよう!
- 特別純米酒
- 原料米:米・米こうじ
- 米:愛媛県産松山三井100%
- 精米歩合:60%
- アルコール度:16度
- 使用酵母:高知酵母
特別純米酒
国税庁が作成した「特定名称酒の表示」についてです。使用原料は米・米こうじ精米歩合は60%以下又は特別な製造方法と記載されています。分かりづらいですね。「南」は酒造好適米である松山三井を100%使用することで特別純米酒を名乗れています。
精米歩合60%
玄米を削り取った後、残った割合をパーセントで示したものを精米歩合と呼びます。一般的に精米歩合が高いほど原料香の発現が高く、味わいが濃醇になりやすいです。一方精米歩合が低いと原料香の発現が低く、味わいが軽快になると言われています。
南ってどんなお酒?
飲み口(テクスチャー)
口に含んだ瞬間キリッとした舌触り。辛口を謳っていますが、綺麗ですっきりとした香りと口内を米の旨みが占領していく感覚を実感できるお酒です。日本酒好きの高知県民が愛するお酒「南」。一度飲んでみてください。
愛媛県産松山三井100%
以前は実際にご飯として食べられることが多かった松山三井。近年では食べる機会が減っています。しかし酒米としては抜群の人気を誇っており、愛媛県の酒蔵はほとんどといっていいほど松山三井を使用しています。
その理由は他の米を雑味の原因を取り除くため精米すると粒が小さい米はほとんど残りません。しかし松山三井は粒が大きいため酒造りにはぴったりだそうです。後味もよくまろやかなお酒に仕上がっています。
すっきり辛口が好きな方へのプレゼントなどいかがでしょうか。
温度:10〜15℃
冷酒
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